国立成育医療研究センターで無痛分娩で出産した時の話
2018年の初めに国立成育医療研究センターで無痛分娩で息子を出産したときの事です。
無痛分娩は10万円ほど別途費用がかかります、また事前に無痛分娩の講習のようなものを受けます。確か2000円ほどかかります。
高齢出産で痛みに弱い私は絶対無痛分娩と決めていました。
なので痛みはちょっとで産めるなんてすごいなぁと産むまでは思っていました・・・
Contents
出産前々日
元気よくお腹で動き回る息子。
車運転して二子玉のビルズにランチ。
なんか激しく動いてるなぁと思いながら美味しいランチを堪能。
タマタカのファミリアで色々買って帰宅。
出産前日から当日
翌日も料理が大変なので夜ご飯に近所のフレンチへ
美味しかったなぁと夜ベッドの中で幸せ~って思って寝始めました
4時間くらいしたらお腹が痛い・・・
二日間食べ過ぎたのかしら?と思いながらトイレへ
何回行ってもお腹が痛い。
もしかしてと気がついて、携帯で陣痛をググる。
痛みの間隔を計るのに気がつき、計ったらもう15分くらいの間隔。
病院には10分間隔になったら連絡して来てくださいと言われてるので、とりあえず寝てる主人を起こし、もしかしたら陣痛かも知れないから支度するねと伝え荷物をまとめました。
1階へ降り支度してたら、どんどん痛くなってくる・・・
腰をバットで殴られてるような痛さに無理!もう病院行きたい!とリビングをのたうち回ってました。
そうこうしてるうちに30分ほど経ち10分間隔になったので登録していた日本交通の陣痛タクシーを呼び、10分くらいで到着。
主人は愛犬の散歩があるので、ペットたちをよろしくといって私だけ慌ててタクシーに乗り込んだのですが、もう本当に痛すぎて、死にそうです。
この時主人からあとから聞いた話では愛犬が私が痛がってる姿をみて心配してて、普段鳴かないのにずっと遠吠えしてたらしいです。
10分くらいで国立成育医療研究センターに到着。
タクシーの運転手さんも動揺しててメーター設定してなかったと!
私もすごく痛くて動けないのでおよその金額3000円をお渡ししたら、自分の不手際なので2000円で1000円はご祝儀で!と介助してもらいおろして貰いました。
あとからお礼をしようと名前をメモした紙をなくしてしまい、未だにお礼が言えてません。
話がそれましたが、そのまま夜間受付にいくのですが普段なら1分もかからず行ける距離が痛すぎて動けず、3分くらい這いつくばって到着・・・
受付に若いお兄さんがいらっしゃって、鬼のような形相の私の顔を見て、慌てて車椅子を持ってきてくれました。
そこで出産フロアに確認がとれると、自分で上がれますか?できなければ車椅子でと言われたのに、大丈夫です行けそうですとよくわからない遠慮をしてしまい激痛に耐えながら歩いていきエレベーターに乗り10分くらいかけて到着。
看護師さんが、私をみるなりビックリして駆け寄ってきてくださり、車椅子を持ってきてくださり、そのまま LDRに通されます。この時点で朝5時半過ぎでした。
※ LDRとは、L=Labor(陣痛)、D=Delivery(分娩)、R=Recovery(回復)の頭文字で、陣痛開始から分娩後の回復まで移動なく過ごすことができる部屋です。プライバシーが完全に保護され、ご家族も一緒に過ごしていただくことができ、分娩立会も可能です。陣痛室から分娩室へと移動する必要がありません。
LDRに入ってから
子宮口は7センチ開いてました。
早いですね!すぐうまれますよー!と看護婦さん。
でも痛い・・・
早く無痛の注射してくれーと心の中で叫んでました。
結局麻酔の先生がいらっしゃったのが1時間後でその間陣痛との戦いでした・・・
麻酔はすぐ終わり、すぐ効き痛くなくなり眠いです。
この時点で朝6時半、2時間ほど陣痛に耐えてました・・・
私の麻酔の効きが良すぎて、それから全然進まなくなってしまいました。
10時くらいにやっと9センチくらいかなぁと言われ
出産したのが12時半頃でした。
息子が新生児仮死で誕生
無痛で麻酔が効き過ぎてしまい、いきめず、また息子の頭が大きかったので、産道ではまってしまい、引っ張りますと、大人数の看護師さん助産師さんが集合して緊迫した雰囲気に。
もし引っ張れなかったら帝王切開になると前に聞いていたので、帝王切開かなと覚悟しました。
どうにか息子は出てきてくれて、見せてくれましたが、真っ青?紫で、すぐに血を吸ったり体温暖めたりの処置が始まりました。
何も言われませんが、息してないのかなとすぐわかりました。
でも3分くらいしたら息子が泣き始め、その場の皆さんがほっとした雰囲気になって、泣きました。
結局産道に長く挟まっていたから新生児仮死で産まれました。
その後も産後当日から3日間はNICU(新生児集中治療室)に入ってました
4人部屋で3人いらっしゃいましたが一人はうちと同じくNICUにいたようで、そのママは毎日泣いていました。
私も3日間は、無痛がいけなかったのか、自分はいきめなかったのがいけないのかと自己嫌悪に陥りました。
私が出産後夜に多量出血
しかも、出産当日、縫合 していたところから大量に血が出てしまい。
夜に再度麻酔無しで縫って貰いました。。。
本当に痛すぎて、しかも息子にも会えず、精神的に参りました。
まさかの無痛分娩の後遺症 硬膜穿刺後頭痛 に
また無痛分娩には後遺症?がかなり少ない割合であると事前に講習で聞いていたのですが、自分がなってしまいました。
頭痛が酷くなってしまい、翌日から全然起き上がれませんでした。
頭を起こすと頭をバットで殴られたり、槍が刺さったよう痛さがありました。
硬膜穿刺後頭痛というらしく、
↓下記引用です
まれ(約100人に1人程度)ではありますが、硬膜外腔に細い管を入れるときに硬膜を傷つけ(硬膜穿刺)、頭痛が起こる場合があります。 この頭痛は、硬膜に穴が開き、 その穴から脳脊髄液という脊髄の周囲を満たしている液体が硬膜外腔に漏れることにより生じるとも言われており、頭や首が痛んだり吐き気がでたりします。 産後2日までに生じ、症状は特に上体を起こすと強くなり横になると軽快します。まず安静にすることや痛み止めの薬をのむことで治療をします。 それによって頭痛や吐き気が軽くならない場合や、物が二重に見えるなどの特別な症状が見られた場合には、患者さん自身の血液を硬膜外腔に注入し、 血をかさぶたのように固まらせることにより穴をふさぐ「硬膜外血液パッチ」という処置を行うことがあります。
これに私なりました・・・
結局入院期間中起き上がれず、息子のお世話も全然出来ませんでした。
ロキソニンをずっと飲んでましたが効かず
5日目くらいに、 安息香酸ナトリウムカフェイン を処方して貰ったら良くなりその三週間ほど軽い頭痛が続きましたが完治しました。
おわり
退院前に新生児仮死で産まれたため、どんな状況だったかの説明と、今後もしかしたら発達障害など起きるかもしれませんと言われました。
とても心配でしたが今のところ言葉が遅いだけで活発な息子です。
私の場合、出産は災難つづきでした笑
今では笑って話せますが本当に大変でした・・・
産後の異様なテンションで乗り切れましたが。
成育医療研究センターの皆さんは誠実に対応して頂きました。
産後に苦しんでるときも検診の時の担当医さんも、麻酔科医さん、検診の時から気にかけて頂いた助産師さんが何度も来て頂きました。
友人に話したら、そんなことになったら怒りで切れるよと言われましたが、みなさんが
なのでまた出産する機会があれば成育医療研究センターにしたいです。